MEカラーセラピーとは

無理なタイプ分けはしない、選んだ色ですぐに決めつけない、
個人の癒しのプロセスに従って楽に進んでいく、色を効果的に使う、
そんな柔軟なカラーセラピーがここにあります。

MEとは“Mind Essence(心の本質)”という意味で、それは「本来の自己」を表しています。心の問題として感じられているものの正体は歪んだ認知によって捉えられた幻想です。私たちは、幻想に気づき、そこに仕掛けられた罠から抜け出すことで、問題を乗り越えて行く力と知恵を受け取ることができます。それは元々シンプルでエネルギッシュな「本来の自己」だからできることです。

悩んでも、それを超えられる。苦しんでも、それを超えられる。悲しんでも、怒ってもそれらに影響されない静かな心、それが「本来の自己」です。

『MEカラーセラピー』は、問題の正体を見つけたり、気分を整えるだけではなく、今のあなたにとって大切な気づきやメッセージを受け取るためにも使えます。

分析心理、神経心理、社会心理、認知療法、自律訓練法などの多くの研究を土台として開発された色彩心理療法です。

MEカラーセラピーには、「なぜその色を選んだのか、その色はどのような心や体の“状態”を表しているのだろうか」ということを探り、そこに隠れた心理を読み取っていく『MEカラーリーディング』と、色に置き換えられた快適な“状態”を使って心理誘導を行う『カラーイメージ法』の二つの方法を組み合わせて、悩みを解消したり、元気づけを行います。

また、抽象的な認知力も高くなってきますので、仕事の新しいアイディアを得ることもできるようになるでしょう。

「本来の自己」というそのままの心をありのまま扱うというコンセプトで、心が解放されて楽になっていくその人の癒しの過程に従う『プロセス型』の心理療法です。

何色でも対応できるシステム!

1色でも100色でも、4色色覚でも色盲でも対応可能なカラーセラピーです。

MEカラーセラピーは、基本の15色+白黒灰色3色+金銀2色の20色を主に扱いますが、色材も色数も関係なく、色覚そのものを扱うことができるシステムとして開発されました。

客観的な色の波長ではなく、主観的で抽象的な色覚を扱いますので、セラピストが認知できなくても、本人が認知できていればそれをそのまま扱うことができます。

その色の名前は何か、一般的に何と呼ばれているのかといった色名や、認知の強制など全くなく、例えば「楽しそうな色」と言った本人しか分からない抽象的な表現であっても、それをそのまま使うことができるのです。

この方法はアートセラピーにも応用が可能で、抑圧された葛藤の昇華や、新しいアイディアを導き出すための頭の体操といったものと一緒に、深層心理分析も行ない、そこから自己催眠の誘導まで進めていくことができます。

これは、どのような色と色が合うのかといった客観的カラーコーディネートとは違った、どのような色が今気になっているのか、なぜ気になるのか、というようなことにおける主観的な心理の分析に使える新しい知識となるでしょう。

セラピストは色の共感ではなく、その色に映し出されて感じられている抽象的な“状態”に対しての共感に集中することができますので、色の知識がほとんどなくても、選ばれた色の意味など事前に知らなくてもMEカラーセラピーを行うことが可能です。

1色から、たとえそれが黒といった無彩色であっても、3色色覚者には認知できない4色色覚者が見ている色であっても、その人が気になるのであればどんな色でも何色でも利用することができるのです。

色を利用しつくすスキル!

ストレスケアからコミュニケーション、脳力開発まで色の力を最大に引き出します。

MEカラーセラピーは、物理的・化学的手段に拠らず、色を使って認知・情緒・行動などに変容をもたらす方法です。

今の自分が感じ取っている言葉にならない抽象的な何らかの感情や感覚を色に置き換えて、そこに隠れている心理を明確にしていったり、その状態を自分自身が受け入れられるように統合していったりします。

また、心の奥深くにしかないまだあやふやな状態も色に置き換えることで明確にしていくこともでき、これを繰り返すことで抽象的思考・認知力を強化することが期待できるようになるでしょう。

この認知力というのは、問題が生じたシステムを超えて、より抽象的な視点で多角的に捉えることができるようになるという脳力で、知的な作業の訓練にもなります。

さらに、認知力を育てることは論理的な思考を強化して、同時に自分の感情のケアにも使えるだけではなく、他者との共感的なコミュニケーションにもつなげることができる力です。

ストレスケアだけではなく、自己啓発や社内研修にも是非おすすめするスキルです。

心の構造を図式化

心を構造的に理解して、様々な心理的アプローチを把握できます。

心の奥には、とても広大で深い潜在意識や無意識という領域がありますが、MEカラーセラピーの講座では、この深層意識を扱う上でのさまざまな知識や注意点なども学びます。そのために、心の構造を図式化して、今どの部分を扱っているのかを確認できるようにしました。

これにより、認知療法からスピリチュアルケアまでを一つの構造の中で扱うことができるようになりました。セラピストの話しにブレがなくなり、治療的な心理療法から占いや霊視などのオカルトまで、その範囲と注意点がわかりやすくなりました。この心の構造学もMEカラーセラピーの特徴でもあります。

セラピーでは、心理的な問題を心の構造に当てはめて捉え、色を使ってどのレベルも意識的に扱えるようにサポートしていきます。

今日、自分が気分で選んだ服の色、出会ったあの人が着ている服の色や持っているバックの色、街の中で最近よく見かける色、流行色など、個人や集団の心理の裏には深層意識の何らかの理由が隠れています。MEカラーセラピーを学ぶことで、それらを読むこともできるようになるでしょうし、それらからあなた自身のテーマを受け取ることもできるようになるでしょう。

「やり方」は簡単ですが、深層意識の読み方や扱い方には知識と技術と経験が必要です。でも、全てができなくても、少しづつ生活に応用していくことが可能です。気づけば心理学を仕事や人間関係に応用できるようになっていたり、世界全体がメッセージを伝えていることが分かるようになっているでしょう。

カウンセラー、コーチ、教員…どなたにでも

色を便利な道具とする効果的なスキルを使ってみませんか!

MEカラーセラピーは色が好きな人が趣味で行うだけではなく、ビジネスやスポーツ、芸術などさまざまな分野に応用ができるスキルです。

ストレスは気を付けないと万病のもとになるといわれています。ストレス対策で大切なことは、まずは自分が自分のセラピストとなることです。そしてできるだけ他者を頼り一人ぼっちにならないことです。

でも、今抱えているストレスを解消するだけでは十分な対応とはいえません。ストレスを生み出す考え方のパターンや行動のパターンが変わらない限り、悪循環は繰り返されてしまいます。

MEカラーセラピーはストレスに対処するスキルでもあります。上手くいくと逆にストレスを成長の機会に変えることも可能です。

このスキルはコーチングにも役立ちます。自分の夢を実現していくことも可能ですが、他者の夢をサポートすることも可能です。

自分の思い込みを押し付けることなく、相手の言葉や感覚をそのまま使って柔軟にサポートするというのが『プロセス型』であるMEカラーセラピーの特徴です。

色は抽象的な“状態”を表すラベルに使えますので、「色を道具として使う」には、この方法が一番楽で、一番効果的なのです。

色は心と体への刺激で信号

色は生理的・心理的変化を起こす要因です。

 まず、「光は物理的には電磁波ですが、人にとって色は環境の刺激である。」ということです。

例えば、赤で統一された部屋と、青で統一された部屋では生理的な反応が違うというのがあります。これは、環境の刺激に対して心や体は反応するからです。

そして、脳は環境の刺激として色を学んだので、「色は“状態”を変えるための心と体への信号となる。」とのです。なので、色を使ってリラックスしたり、自分で意欲を引き出したり、不安を減らしたり、直感を受け取ったりといったことが可能になるのです。

面白いことに、レモンをありありと想像するだけで唾液が出るように、実際に色を見ていなくても頭の中でありありとイメージするだけで心と体は見ている時と同じような反応をしてきます。

さらに、「色を選ぶという行為には、その理由が深層心理に何かしらある。」と考えられ、「何気なく選んだ色にも心身の状態が投影されている。」と捉えることもできます。

そこで、選ばれた色をもとに質問をしていくことで、その人をより理解できるので、癒しのために色を使うことは効果的なのです。

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MEカラーセラピーについて詳しく書いた『MEカラーセラピー特別資料』と『色と心理メール講座』を現在無料で配布しています。
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MEカラーセラピーの基本情報

  • 治療目標:仕事や人間関係などの悩み事における心理的ストレスを軽減する。
  • 治療機序:刺激や情報に対してただ気づいているだけであれば、悩みや苦しみという心のストレスは弱い。しかし、本人が悩みや問題がストレスの大きな原因であると感じている場合は、それらを大きく感じさせている何らかの思い込みがあると考えられる。その思い込みが、恐れや不安などのネガティブな感情を強く感じさせてストレスを増大させている。思い込みの解除には、それが思い込みであったという気づきの体験をするだけでよい。そこで、悩みや苦しみを受け入れて行けるよう、イメージ誘導を使って支援し、思い込みへの気づきを促していく。
  • 治療過程:悩みや苦しみを抱えているが、それを切り離し、否認している場合は、抱えている悩みや苦しみに気づきを得られるよう支援する。悩みや苦しみを認知されている場合は、その思い込みを探るための支援を行う。思い込みを探るには、過去の記憶を辿るとやり易い人もいるようだが、実際は現在の自分の思い込みにしたがって過去の記憶を再編集して取り出しているにすぎない。そこで、過去の記憶とされるものが、現在の自分にどのように影響を与えているのかを探る必要がある。どのようなことも思い込みであり、出て来た思い込み一つ一つを探っていく必要がある。思い込みが思い込みであったことに気づくことで、本人のストレスは軽減されていく。思い込みの強さにもよるが、一つの思い込みの解消には約90分ぐらいかかる。一つの思い込みに複数の別な思い込みが関連している場合があり、全て解消されるまでには1〜3ヶ月かかる場合もある。個人差はあるが、数回の体験で、自分で日常的に思い込みに気づけるようになる。
  • 治療手段:色を用いて、質問とイメージ誘導を使って気づきを促す。
  • 治療技法:悩みや苦しみの切り離している場合は、任意の色を自由に選ばせ、選ばれた色から思考や感情や感覚やイメージを連想させ、問題を探っていく。悩みや苦しみが認知されている場合は、その悩みや苦しみを表す色を選ばせ、思考や感情や感覚やイメージを連想させ、より中心的な問題を探っていく。悩みや苦しみが明確になったところで、それを受け入れて、肯定的な目的を訊ねていくということを繰り返しながら、思い込みを暴いて行く。思い込みが暴かれた後には、色を使ったイメージ誘導を使って、悩みや苦しみが軽減されたその状態を強く定着させていく。

深瀬 啓介 Mind Essence